2012年10月29日月曜日

UFOとコーヒーのシミ


中環を車で走っていた。
路上には50代後半の男の人。
空の一点を見上げたまま
微動だにされない姿。

まさに「 エッ!? あれは何だ!!!??? 」の最中だ。

とくれば、スーパーマンでなければUFOだ。

同じ空の一点を見て確認したい。
真横に立つ度胸はないけれど。

そして、車は流れて行く。

空港からさほど離れていないこの場所で
それはちょっとUFOも大胆過ぎるだろう。
レーダーとか飛行機とか問題多いし。
頭をよぎらせたのは
己をあきらめさせる手段だということが
わかってしまう己自身にはなんの説得力もない。

後ろ髪も頭部だけでは済まされない状態の中、
管制塔とコックピットに身をおきながら
現実には白いシャツにコーヒーの染みを1つ作り終えていた。

何で胸でなくてお腹にできてんのよ…。

口元に運んだカップと口元に出来る僅かな空間から
その染みまでの角度を検証しながら
背もたれの角度が広角だからだ叶姉妹じゃあるまいし。
と導き出した結論も説得力に欠ける。
背もたれの角度を鋭角にしたからって
何が変わるというのだ?

車から下りると
シミをつけたシャツがお腹出てます印
となってしまうと思う頃になってようやく
シミ、とれるかなぁと思い始めた。
遅っ…。
仮に胸についてたって、同じ位とること考えますよ。
言っておきますが…念のため。

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