2013年4月2日火曜日

ブログ空白の間に ⑴


ディーフがいなくなって
私の生活が何か変わったかというと
何も変わりはしない。
毎日が淡々と、ただ淡々と過ぎていくだけのことだ。

その淡々さにつまらなさを感じ始めたのは
少しは前進している証拠なのだと思う。

“ 自分の感受性くらい自分で守ればかものよ ” だ。

もしまた犬が目の前に現れて
そしてその犬が、命の危険にさらされているとしたら
出会った一番最初の犬を迎えることにしようと
心に決めた。
決めることを決めた。

そう決めたにもかかわらず、
正直、その犬の風貌がディーフに似ていてくれたらと
未練たらしく何度も頭をよぎっていた。

そんな思いを追い払いながら
今までやって来た犬の境遇なんかを思い起こして
架空の犬を想像し始めた。

大きくて
汚れていて
高齢の雑種。

眼差しまでリアルに想像したりしたけど
現実は全然違った。

全然、全然違っていた。



2013年2月2日土曜日

ぬいぐるみ


果物ならば、熟し過ぎて木からボタッと落ちてしまうような
そんな年齢になってしまった。

カミングアウト的に言うと
その上で、未だにぬいぐるみが好きだ。

客観的にみて気持ち悪いと思っている。

同じような年格好の人がぬいぐるみを見るなり抱くなりして
「 カワイイ 」とか言ってたら…と想像すると、イヤだ。

イヤだけれど、そんな風に熟して落ちてしまったのだから仕方がない。

ただでさえ好きなのに、
そんな私はフランケンウィニーを観て、スパーキーを買いまくった。
そう、買いまくったのだ。

何故ならスパーキーは事故死した後、生き返ったから。
私にとっては叶うことのない願いの象徴だからだ。

昔にペットセメタリーを読み、
そして映画も観ていた私には
あんなゾンビみたいなのではなく、
生きていた時と少しも変わりがないキャラクターということが
最上級の素敵な点だった。

そして、次に来たのがテッドだ。
元からぬいぐるみではあるが、
生きて、死んで生き返った。
キャラクターもそのままに。
これもまた象徴じゃないのさ。

あゝ どうすりゃいいんだ。



2013年1月16日水曜日

喜びと楽しみと可笑しさ


めっきりブログネタが減ってしまった。

殆どがバカなお話で出来上がっていたので
そのバカ話が無くなったからだ。

いや、バカ話ではなく
そのバカ話のオオモトが居なくなったからだ。

あの犬のせいだ。

私から喜びと楽しみと可笑しさの要素が減ったのだ。

一旦手に入れたこれらのものが無くなった今、
とても感受性が乏しくなったようで
とてもつまらない人になったようで
今更ながら、あの犬の存在の大きさを噛みしめている。

結局、犬とはそういうものなんだろう。

失って初めてわかる親の有難さと同じだ。

本当に同じなんだから……




2013年1月12日土曜日

慎んで、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。


一月ももう半ばになろうとしている今になって
新年のご挨拶をすることは大変恥ずかしく感じております。

しかしながら先ずは、ご挨拶させて頂きます。

旧年中は大変お世話になりました。

八月から後半にかけて
怒濤の如く変化があり
その都度、ご迷惑をおかけ致しました。

温かいお言葉と励ましのお陰で
何とか乗り切ることができました。

本当に有難うございました。

お預け頂くコたちも例年以上となり、
引き続き現在も多くのコたちをお預かりさせて
頂いております。

遠方よりお越し頂いたり、
懐かしいお顔も拝見することができ
嬉しく感じることの多い新たな年となりました。
重ねて御礼申し上げます。

犬の為にできることを
自分なりに考え励んで参ります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。