2011年6月2日木曜日

脱臼の固定の期間。

                                                      小型犬で膝の関節が外れるコはとても多く感じます。
外れても自分で戻すコもいますし、
外れたり、元に戻ったりに痛みがないと
歩いていてもしょっちゅう、繰り返しています。
私が動物病院にいた時代からこのケースで来院されるコは多かったです。

大型犬には股関節形成不全が遺伝的な問題として
よく聞かれると思いますが
小型犬でも怪我で脱臼するコが多いと聞きました。
昔は事故以外であまり来院されることが無かったのですが
フローリングやソファーなど生活環境の変化もあるのかもしれません。
強い衝撃で外れたのか、
関節のお皿の方の骨が浅い、元々外れやすい骨格かは
レントゲン写真で診て頂いたら判断されると思うのですが・・・。

言いたいことは・・・
手術や手術でなくてもしばらく固定が必要になる場合
特に曲げたまま固定されている場合
元々外れやすい骨格でも何でもないのに
何故か固定が長すぎる為に、曲がったまま元に戻らなくなってしまったコを
見かけることがあるということです。
人間なら、固定は不自由で、固定がとれて今度伸ばすのが痛くても
元のように戻す為に、リハビリを頑張ると思いますが
ワンちゃんは固定に順応するのが早くて、とても器用に
とても健気に頑張ってくれます。
固定が取れても、今度は伸ばすことの方が痛かったり、
不自由も無いのだから、無理する必要もないので
それで曲げたままになってしまうコがいるのです。
ひどいのは固定期間が長過ぎることで、曲げたまま固まってしまうことで
あまりにも悲しすぎます。

曲げたままに、曲がったままになったコもいましたし、
再手術が必要になったコもいたんです。

そして、今度も本当に大変なことがありました。
股関節が外れたまま固定されてしまっていたんです。
固定期間もびっくりの長さ。
でもお家の人が、心配の中いろいろと聞かれたことで
結局は別の病院に連れて行かれたので
今はもう安心できます。
本当に良かったです。

この日は他にも具合の悪いコがいて
そのコも変に心配なお話になっていたんですが
とにかく本当に信頼できる先生かどうかが大切ですね。

もしまだそんな先生に出会えていなければ
今度の方々のように
大切なコを守るのは自分たち家族という気持ちと
それにつながるセカンドオピニオンを躊躇わない
そんな愛情の強さではないでしょうか?

ね? ぷーちゃん、モコちゃん。 
                                                                                                                                                                                                                                                        

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