2011年6月5日日曜日

高齢犬などのケア美容

                                                      高齢に限らず、障害のあるコや心臓病のコなどもそうですが
一般のトリミングの目的とは若干異なった目的、
例えば、排尿や排便が上手くいかないとか
どちらか一方が擦れて赤くなるや
口元、目元をきれいに保つのが難しいなど
そのコの生活の状態に応じて
もっとキレイを保ちやすい状態にする為の美容を
うちではケア美容として行っています。

長く同じ体制がしんどくてとれないコや
刺激が咳を誘発してしまい、発作的なものの心配なコなど
犬の世界にも高齢化が進むと考えていた6年くらい前から
取り組んでいます。

1番大切なのは、状態が悪くならないことは勿論ですが
できるだけキレイに、でも出来る限りのスピードで・・・。
その為には複数のスタッフでさせて頂くことと
お預かりからお返しまでの時間を如何に短くで済むようにするかの
スケジュール調整をきっちりすることと考えています。

常に緊張はありますが、気持ちよさそうなすっきりした様子を見ると
幸せを感じます。

介護用品の無かった時代が長く続き、
その時には人の物や何かの材料を工夫して使ったり、
作ってしまったものもありますが
ここ何年かで少しずつ世の中も変わり、高齢犬グッズもできてきました。
それをもう一つ手を加え、より優しいものにして使っています。

その優しさは、そのコに応じて必要なもの
必要なこと
必要な部分が微妙に違うのと、
同じコでも時に応じて変化するので
やはり手作りでしか難しいように思うのです。

微妙な優しさは物だけでなく、
トリミングなどのお預かりの時にも必要です。
その微妙な優しさを理解できるのは
やっぱり家族が1番ですが
今に至る状況の変化をよく把握できていることで随分違ってくると考えています。
トリミングにかかる時間もそうですし
どこをどうすればいいのかもわかりやすいということも
言えるのではないかと思います。

シャンプーは今はしない方がいいけれど
この部分は短くしておきましょうとか
今日のところはお尻まわりだけのシャンプーとカットとか
汚れやすい部分のカットだけとか
そんな風なことがケア美容として必要と考えているのです。

一番はより快適に過ごしてくれて
より長く一緒に暮らせることですから、
その為のお手伝いができることは嬉しいです。
                                                                                                                                 

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