2012年1月3日火曜日

再認識

二度目のぎっくり腰の翌日から
私の相棒犬ディーフは家でお留守番を
余儀なくされている。
ただ事でない空気を察知したのか
単に私の動きがキモコワイのか
身体の上に倒れこんでも嫌な顔一つせずに
もたれさせてくれる。
本当は優しいコなんだ。
小声でさえ、何か言うとすぐに従ってくれる。
本当は聞こえていたんだ。
家に帰ると公表するのははばかられるような
イタズラをしている。
本当はいくつになるんだ。

こうして出会って初めて
別々の所で呼吸して
再認識したことは
本当に変わった犬だということだ。
再認識にはふさわしくない
決定事項の強化に過ぎないけど。

ただ助手席がやたら広く
そのせいで車自体が大きく
空気も多いような
そんな気がする。
でもそれは不必要な空間だ。
空間は小さい方がいい。
空気も薄くていい。
何より私を見つめる不満そうな視線と
何かを確認するかのようなたまの温もりも
無いと私は自由過ぎる。
なんかフワフワして心許無い。
これは認識でも再認識でも何でもないけど。

再認識…
大きな存在
大切
私の中心
まったくもって 変な犬。

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