2012年5月24日木曜日

その後の又三郎


すっかり回復した又三郎ではあるが
病以来、困ったことがより複雑になってきた。

好物が布系という危険な嗜好が
治まるどころか、
もう私の想像をはるかに超えた形へと
変化した。

入院の折りにも又三郎が布を好んで食べることを
先生にお話した。
そうでないと敷いて下さった毛布が
翌日の朝には世界地図のような形になっているとも
限らなかったのだから。
でも、まぁ今回は食事を摂らないことでの入院だった為
こんな失態は免れた。

又三郎の生い立ちというか我が家に来た経緯は
前に書いたのだけれど
こんな風に変な物を食べるのも母親の愛情を
一切知らないことと
いずれ私の手を離れる時にあまりに辛くないよう
私の愛情も極力抑えたことが原因ではないかと
常々思い煩っていたのだ。
母猫に愛情いっぱい育てられたコで
同じことをするコがいるとお聞きした時には
正直少しホッとした部分が無かったと言えば嘘になるが
ポツンと思ったのだ。
何故食べる?又三郎よ、と。

で、長々と書いてきましたが
肝心の最近の又三郎のお気に入り。

先ず、寝床から毛布をズリズリと引っ張り出し
フードのお皿の上に毛布の角の部分をのせます。
そしてフードと毛布を同時に食べます。
ギリッギリッと音をさせながら
フードないしは毛布の一部を噛んで飲み込みます。

ご飯とおかずということでしょうか。

「 ダメ‼ 又三郎っ‼‼ 」 と言うと
『 ニャッ 』と言って止めます。

再開します。

止めさせた
ようで
再開します。

その後の又三郎です。


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