2011年7月5日火曜日

おばちゃんかな?


タイトルの おばちゃんかな? は従妹が私に聞いたのです。
何でも、電車に乗っていた時に隣りに座っていた若い女の子が
本格的にお化粧をしだし、
肘がしょっ中従妹に当たるのにも関わらず
全く気にもかけずにお化粧に没頭していたようで
従妹と反対側の座席を見ると十分なスペースが空いていて
当たらないように座る位置をずらすこともしないまま
何度も何度も突つかれるのに
とうとう我慢出来ずに言ったそうです

「 もう少しそちらに寄ってもらえませんか? 」 ではありません。
そんな言い方をするから、自分でおばちゃんかなと問うことになったのです。

一言 「 当たらんようにしいよ。 」 だったそうです。

びっくりするやらおかしいやらです。

「 言ったん? 」
「 うん、言った。」 ときっぱりです。
そして、「 だって限界超えたんやもん 」と言いました。
でも、自分がおばちゃんになっていたことがイヤなのでした。

「 おばちゃんやと思う? 」 とまた聞かれました。

否定して欲しいに違いなく、否定以外に何が彼女を救うのでしょう?
だから・・・
「 ううん、大阪のおばちゃんやったらこう言うよ。
おばちゃんの若い頃やったら、電車の中で化粧なんか考えられへんわ。
そんなみっともないこと、ほんとにもう・・・ってね 。」

従妹は 「そうよねぇ。」 と言いました。

「 今度また同じことがあったら、そんなみっともないこと…と言いながら
自分のバッグから、おにぎり出して食べるというのどう?」 と言ってしまいました。

良かった。
従妹も笑っていました。
うなずきながら笑っていました。
明日からバッグにおにぎりインかもしれません。

こんな場合、怒っていないにもかかわらず
「 アホ言いな! 」 って大阪のおばちゃんは
本気で怒ってるか怒ってないかわからない感じで言うんですよ。

従妹はまだ片足ともう一方の足首までしか
おばちゃんの領域に踏み込んでいないようです。

                                                              

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