2011年7月5日火曜日

供血犬


友人の家のコが緊急に輸血が必要になるという事態が
起こりました。
そのコは柴犬でした。
20kg程の体重がある6才未満のコが望ましい…となると…
本当に難しかったのです。
必死でした。
時間がありませんでした。

そして、バーニーズのバニラちゃんのお陰で
無事に輸血をすることができました。
シェパードのロンちゃんも次に控えてくれました。
京都からも駆けつけてくれました。

大切に思う気持ちは誰もが共通の思いであって
うちのコ、よそのコを分け隔てすることのない
犬を愛する人の心に触れることのできた
とても貴重な経験でした。

黒ラブのカームを想いました。
カームも輸血が必要になったコでした。
一度の輸血の後、次に適合するコが見付からず、
苦しい呼吸の中、亡くなってしまいました。
心の優しい、愛情に溢れた素晴らしい犬でした。
あんなに苦しい最期を迎えなければならないような犬では
決して、決してないのです。

こんな事態に直面した時に
助け合える体制をどうにかとれないものだろうか?
そんなことばかり考えていました。
何回もの輸血で容体が安定したコもいるのですから。

できないことではないと思います。
できないことではなかったのは今回実証されました。
小さな輪ではありますが、それでも助けることができるのです。
一度も会ったことのない犬ですが
そんなことは問題にされませんでした。
ただ助かって欲しいと願う、その心だけです。

遠くにいるコもその近くに誰かがいます。


「ここに今輸血が必要なコがいます。」

その情報さえ伝われば
きっと、そのコには大きな可能性が生まれるのではないでしょうか?

何市 何病院 何kg位の供血犬 緊急を要す!

情報網が必要だと思いませんか?


                                                                                                                                                                        

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