2011年7月28日木曜日

ミヤちゃん


昔、ミヤちゃんというポメラニアンがいた。

ミヤちゃんは4ヶ月位の時に
ポメラニアンらしくないという理由で
宅配便でペットショップに返されたコだ。

何がポメラニアンらしくないと言われたのかと言うと
先住のコが大人しいのに比べ、
椅子の上にも上がるような
ピョンピョンした動きをするということが1つ。
もう1つはポメラニアンのようなフサフサした毛がないということ。
返された理由はこの2点で
それでもってポメラニアンらしくないと判断されたのだ。

仔犬特有の活発さが落ち着きに変わり始めた頃には
仔犬から成犬への換毛も終わり、
季節が変わると
他のコと比べても、見劣りしないどころか
多くの人にミヤちゃんのような綺麗なコが欲しいと
言われるまでになった。

宅配便というのが不憫で仕方なく、
いつか大きくなったミヤちゃんの写真を
送りつけてやろうと思ったものだが
結局はそんなことはもうどうでも良くなっていたし、
忘れた。

ミヤちゃんは仔犬の時から
綺麗なコになることはわかっていたけど、
それに加えて
うちのコの中ではダントツの頭の良さで
そして誰からも愛される素直な性格で
ユーモアもあって
だからもう何ていうのか
そんなひどい話は過去からも消していて
神様から届いたミヤちゃんだった。

人と犬が出会うきっかけは
本当に様々だけれど
その出会いも含めて素敵なお話で
人生に幸せ色を差すように
フワッと天から舞い降りて来たみたいだと
後からつくずく思うんですよね。


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