2011年7月21日木曜日

高齢犬の居場所


高齢になって少しでも快適に過ごして欲しいと思い、
今までの居場所ではない所に移動させてみると
思わぬ結果となることがあります。

暖房や、冷房を必要とする時期には
冷暖房の空気の流れや
その場所の温度を確認することが必要です。

それは例えば夏の暑い時期にお散歩に出かける時など
十分に気温を考慮して日が落ちてからにされると思いますが、
日が落ちてからでも、実際に道路にしゃがんでみると
アスファルトはまだ熱く呼吸そのものが辛いとか
手で触ってみて、パッドを火傷させるのではないかと
感じることもあります。

同じように、冷暖房を入れている時は
同じ位置に座り、どのように空気が動いているか、
実際の温度はどうかをみられた方が良いと思います。
高齢犬では尚更です。

こんな感じで確認をしていて、
ちょっと今までのこの場所より、
きっとあっちの方が居心地がいいはずと考えられた時に要注意です。

今までなら、通る時に声をかけたり、触れたりしたのに
ほんの僅か移動しただけで、
声はかけても、触れることが少なくなってしまったら、
そんなことだけで痴呆の症状が出てくることがあるのを
実際に見たこと、経験したことがあります。

逆のパターンのお話で言うと
耳も目も不自由になり始めたコをお預かりした時に
他のコに刺激を受けて、若々しくなったコもいます。
これはそんなに珍しいことではありません。

耳が遠くなってきたり、目が見えにくくなってきたりで
高齢犬はそれでなくても刺激を受ける機会が減ってきます。

嗅覚に頼っているコもいますが
やはり触れ合いが大切です。

心地良く過ごせる場所であっても
触れる機会が少なくなりはしないか?

よく考えてから決められることをオススメします。


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