犬の儀式は少しずつ終息に向かってきたようだ。
宇宙人と交信しているのかと聞いた途端止めてしまい、
翌日から私が見ると止めている。
的を得ていたと思うほどだが
そんなバカなことを二度と言わせまいとしているだけかもしれない。
結局はこの犬にしてこの人間ありで、
この人間にしてこの犬でもどっちでもいいのだけれど
結局言いたいのは私たちは似たもの同士だということだ。
今も犬は横で完全に眠っているような恰好で横になりながら
実は大きく目を開いていて
何かを考えているようにしか絶対に見えない。
何か小難しいことを考えているように見せかけているだけだ。
それがわかるのは私だけだと思う。
この犬と私が巡り会えたのは殆ど奇跡みたいなものだ。
1秒早くても遅くても出会うことはできなかった。
神様なのか、先にあちらの世界に行った誰かの仕業なのか
答えが出るわけはないのだけれど、
真剣に考えることも多かった。
本当に不思議な縁だと思う。
不思議な縁の不思議犬だ。
この犬のおかげで私は随分助けられている。
町内会でのごみの分別かごを出す当番の時に
一緒について来てくれる。
いや、こんなことではなくて
精神的な面で大いに支えてくれているということだ。
例えばこうだ。
例えば・・・
・・・・・・・・・・・・・
出てこない 。
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