Moonが逝き、離れて暮らすようになって4ヶ月が経った。
もうなのか、まだなのかは自分でもわからない。
こんなに長く離れているのは初めてだけれど
それでも何とかやっている。
そして、多分あのコも何とかやっていると思う。
ただ何とかお互いやっているのも
これも多分だけれど
やっぱり、ちょくちょく私のそばにいるのだろうと思う。
そうでないと、何ともやっていけるわけがないはずだ。
仕事を終えて家に戻った時に
ご近所迷惑を心配するほどの
熱烈な出迎えがないことにはどうにか我慢できるようになった。
二人三脚みたいに足がもつれそうなほど前を後ろを
ひっついてこないのにも慣れて
一人で規則正しく、右、左と足を出している。
こんな風に他のことも1つ1つ何とか1人でやっている。
でも昨夜、突然シーツをガシガシと掻く音を聞いた時、
間髪入れず口をついて出たのは
「 ダメよ Moonちゃん! 」 だった。
耳にした私の言葉に一気に身体から力が抜けた。
それはないわ。
こんな不意打ち、どうしたらいいのよ?
だってそれはMoonがいっつもして、だから私がいっつも叱って・・・。
真犯人は勿論知らん顔していたけれど・・・。
毎日、我慢して自分をあきらめさせたり
誤魔化したり、なんかふりだけしたり
それなりにやってきてるのに
これくらいのことで、
なんかメッキが剥がれたみたいな気持ちだった。
確かに昨日はちょっとねだったけれど
それもまぁいいんじゃないかと思っている。
久々怒ってやったから
多分、ギョッとなっただろうし
いつものように叱ることもしないと
甘やかしてグニュグニュばかりもしてられないから。
だってそうやってずっと暮らしてきたんだから。
これからも変わらないでいい。
これからもずっと変わらずに、
こうしてMoonと暮らしていくんだって思っている。
それにそう、これはMoonと約束したことだから。
0 件のコメント:
コメントを投稿