2011年5月19日木曜日

老犬の体温調整

                                                     老犬になると体温の調整が上手くできなくなる。
元々が暑がりのコであれば、クーラーを入れるのは
暖房を切ったのと入れ替わりほど早いこともある。

後肢が立てなくなったラブラドルのレオ君がいた頃は
冬でも車に暖房を入れるのは稀で
朝一番に乗る時だけ、冷え込んでいる空気を少し暖めれば
後はずっとそのままでいた。
少しでも入れると暑がったくらいだ。
私と寒がりの例の犬は
いつも毛布にくるまれた状態で乗っていた。
部屋の中でも真冬の夜中から明け方には必要であったけれど
心地良いと思う程の室温ではハァハァいってしまう。

夏ともなるとガンガンギンギンに冷房を効かせた状態を
保っていたので、
私達はやっぱり寒かった。
身体の芯まで冷えることも度々だった。

動物病院に着いた時
冷房が必要な為、エンジンをかけた状態にして
先に診察券を出しに行ったのだが
車を降りた私を呼んでいたらしく
わずか2、3分後には
冷房の効いた車内でレオ君はハァハァいうほどで
濡れタオルで身体を冷やしたりした。
最近の様子などを先にお話しでもしていたら
幼児を車内に閉じ込めてパチンコしていたお母さんみたいなことに
なってしまうところだった。

変わってシーズーの老犬だが
シーズーも暑さは苦手な犬種だ。
お鼻の短いタイプのコは若い時から暑さに注意が必要なので
何も特別ではないのだが
うちのコはお年寄りになってからは保温が必要にと変化した。
なので夏も少し暑いくらいが良く、冬はかなり暖かくしていた。

老犬になると若い時と同じようにはできないし
犬種特有なものだけで暑がり寒がりの判断もできなくなる。

そのコそのコによって違うのは勿論だが
特に気を付けなければいけないのは
同じコでも、その日、その時の体調や少しの動きの変化で違ってくるので、
よく見るということが必要かと思う。

その為にも体調の良い時に呼吸の仕方や心臓の動き、脈の状態を
こまめに確認していれば、日常の状態を把握しておけるようになるので
ちょっとした変化にも気付きやすい。
老犬には特に必要ではないかと思う。
                                                                                                                                                                                                                                                                             

0 件のコメント:

コメントを投稿