2011年4月9日土曜日

右側で目覚めたときは・・・

                                                 

目覚めたときの自分に、悲しくなる時があった。

もうお布団だって枕だって私一人だけのもので

ど真ん中で大の字にだって眠れるのだし、

一晩中、ごろごろ寝返りうったとしても平気だ。

そんな風に、好きな時に好きなように好きな恰好で眠ることができるのだ。

なのに、お布団の左側と枕の左側を使わずに

右側の半分で眠っている。

右側だけのお布団の上で

右側だけの枕の上で。

右側だけの上で平仮名の し みたいに足をよけている時だってある。

目覚めた時の自分の恰好で

涙が出る時があった。

Moon はいないのだ。


「 Moon ちゃんはいないのに・・・ 」 と言ったら、
 
「 雨降ってる 」 とか 「 お腹空いた 」 とか言うみたいに

「 朝までいたんやろ 」 って言われた。


      「 これからもずっと一緒 大丈夫 」 って言ったのはわたし。



                       右側で眠っているわたし
             
             左側の Moon

                                                                                                                                                                                                      

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