2010年12月8日水曜日

ずっと特別な友達



この犬は一体何歳くらいになっているんだろう・・・。
平均して考えると、あと何年・・・。
何年一緒にいれるんだろう・・・。

先ず最初に考えることは、決まって同じことでした。

すぐにお別れなんて悲しすぎる。

考えていたのは残された時の長さ。
逆算してしまうのが常でした。


ある日突然、本当に突然、うちの家族になったのは
悲しいお話のラブラドール。

13才になっていました。

一緒に暮らせる時の長さは絶望的に短い。
それは恐いくらいに現実的でした。

「長さなんて、とるに足らないことだよ。。
こうして一緒に
ほらこんなに一緒にいるじゃない。。」

いとも簡単にそう教えてくれたのが、この犬です。

不思議な位に、私にはこの犬の全部がわかりました。
子供の頃はこうだろう。
青年の頃はこんなだろう。
ただ写真としては無いだけ。
それだけのことという気がします。

レオは私の大切な大切な特別な友達です。


レオとの約2年の時の長さは、
普通に流れる2年の時ではありませんでした。

信頼と愛情に満ちた一生分をレオは私にくれました。

本来なら、例えばこうだから、例えばこんな風にと
レオがくれたものを具体的にあげれればいいのですが、

レオの面影だけで
心がふんわりあたたかく、幸せな気持ちに包まれるのを
そのまま優しさにしてお裾分けできる人間になれたら、

その時には、例えばこうだから・・・
例えばこんな風に・・・と
きっとお話できるんだろうと思います。







                         レオ  ・・・・・・         レオ。



1 件のコメント:

  1. はじめまして。
    どこからここにたどり着いたか、自分でも良く分かりません(笑)
    でも読んで大泣きしてしまいました。

    私は、幼い頃から、犬と一緒に育ちました。
    そこにしか、私の居場所がありませんでした。

    昨年、12年を共にしたシーズーを亡くしました。この犬も私にとっては特別でした。
    ブログに書かれていることが、私の気持ちそのままでした。

    何か、ほっとしている自分がいます。

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