2010年12月15日水曜日

分離不安

                                                                       
                                                     
わんちゃん達をホテルでお預かりする時に
「 うちのコ、いつも一緒に寝てるから
寂しがるんじゃないかな? 大丈夫かな? 」
って、おっしゃる方は多いです。

わかります!
その気持ち、痛いほどわかります。

お客様がわんちゃん達を心配されていらっしゃるのは
当然ですよね。


ところがこの私、私自身が分離不安。

分離不安というと
お家の人がいなくなると、お留守番している犬がお家の中のものを、
グチャグチャにしたりボロボロにしたりと
破壊的な行動をする時によく出てくる言葉ですよね。

さすがに、グチャグチャボロボロにはしないですが、
実は今日からしばらく、いつも一緒に寝ている犬が
留守をするんです。

勿論、一番には留守する犬のことが心配なんですよ。
そして自分のことも心配。

いつも一緒で、枕の取り合いからお布団の取り合い、
先にいかに真ん中のポジションを守るかで、
その日の安眠具合が変わってくるのですから
ある種、戦いであり、
かわいく言えば毎夜恒例の椅子取りゲームみたいなものなんですが、

それができない・・・。

真ん中で大の字になってもあたらない。
お布団は自由自在に動く。
枕は私が独占できる。
蹴られない。
胸を圧迫するものも乗ってこない。
身体が揺れるような、夢の中のランニングもない。
微妙な息もかからない。

私の安眠は保障されたも同然・・・。

なのに あぁです。
もうあの邪魔感がないと眠れない。
身体が自由だと、スカスカして逆に風邪でも引きそうだ。


そして、あの匂い・・・。

全然違うのに、そんなわけないのに、
私にはお日様みたいなあの匂い・・・。

一人はイヤだ。

これは、まさに分離不安。

どうしよう・・・。

アーダメダ。


破壊行動も、多分わざと違う所にオシッコもしないと思う。
そして、食欲は絶対無くならないだろう。

だけど、だけど・・・
帰って来たら、めちゃくちゃ飛び跳ねるくらいに嬉しくて
思いっきり抱きしめて、ぐいぐい顔をうずめて
ぶんぶんに回るだろう。

きっと、あのコはそれを全部受け止めてくれる。

今度あのコがお留守番の時には
「 わかったよ、わかったから落ち着いて。 もうわかった 」 なんて

こんなこと、絶対言わないでおこう。


       我が家において
       分離不安が 問題行動につながっても
       「 問題だな 」  とは私には 言えません。

              
                                                         

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