2010年12月21日火曜日

想い出と結びつくもの

                                                                                   
想い出が香りと結びつくとよく言われますが、
私にもいくつか想い出と結びつく香りがあります。

例えば、刈った後の草の香り。
甘い香りの消しゴム。
新しい皮の匂い。
子供の頃の想い出です。
 
大人になっても、あるにはあるんですが
やっぱり子供の時ほどの儚いような懐かしいような
なんだかよくわからないような気持ちには
ならないんですよね。

戻るっていうと変なのですが、
草の香りと日向と小鳥のさえずりの3つが揃うと
私はまるで  時をかける少女  なみに戻ってしまいます。
子供の時も、3つの中で
頭の中は、何か考えるでもないのですが、
ただじっと、じっと目をつむって身体全部で感じていました。

そばには、友達だったり母だったりがいました。


今は犬がいます。

「いいお天気で気持ちいいね 」 
犬が嬉しそうに見上げてくれたときに

幸せってこんなことなんだな って、
子供の時も、そんな気がしてたんだって
わかった気がしたんです。


                                                                                                                        

1 件のコメント:

  1. 思い出が香りとむすびつく・・・。
    すてきですね♪
    ほんとに時かけになりますね。

    私の思い出の香り、、

    雨の降り始めの少し土臭さがまじったかおり、
    蔵の中のひんやりとしたかびくさいにおい、
    踏みしめると立ち上る、草のにおい、

    そして、犬の冷たい鼻と
    何とも言えないにおいと毛の手触り。
    たまりません!

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