「 いろいろと他の所にも問い合わせしましたが
このままでは保健所に行くことになりますが、
引き取られるお気持ちに変わりありませんか? 」
「 ええ、はい引き取ります。 」 と即答し、
用意してあった新しい首輪とリードを手に、
秒速で警察に迎えに行きました。
そしてあれから、
何年もずっと一緒にいるのですが
それでも突然、
「 これはいなくなった、うちの犬です。ほら、この柄、この傷、同じです。」 と
いつの日か、前の家族が現れたならと
そう思うたびに
確かなこのコを抱きしめます。
全力で捜さなかったと攻めるのだろうと思うのですが
結局は、このコ無しに何年もやってきた人に、
私は無しではやっていけないと
泣き通すのじゃないかと思うのです。聞き分けのない子供みたいになった
気持ち悪いオバサンと言われようが、
タチの悪い
気持ち悪いオバサンと言われようが…。
考えてる今もう既に、それなりの感じになっています。
だけど、
ただ、もしも…
もしも…
あのコが、とってもとっても嬉しそうに、
おしっぽもちぎれんばかりに
涙ウルウルに
抱きついていくようなことがあったなら、
そう思うと
今でさえ、
途方に暮れてしまうのです。
私が幸せなように
私の幸せの分と同じだけ
あなたも 幸せでありますように…。
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